青木村の『履歴書』—義を貫き、己を律し未来を拓く村

青木村｜義を貫き、己を律し、未来を拓く山の里

青木村は、周囲をそびえる青木三山に守られた“山の要塞”のような地。地理的に中央から離れ、戦国の荒波に巻き込まれることなく、独自の歩みを続けてきました。

この地に刻まれてきたのは、「義を貫き、己を律して生きる」という確かな志。

江戸時代には五度にわたる農民一揆が起こり、村人たちは年貢の重圧に耐えることなく、正義のために立ち上がりました。

その姿勢はやがて、青木村を「義民の里」として知らしめることとなります。

権力に屈さず、他に倣わず、自らを律しながら暮らす。その精神は、今日の青木村にも脈々と受け継がれています。

農業体験や地域との対話を通じて、村人たちは外の人々とも柔らかに関わりながらも、芯はぶれることなく、地域の未来を見据えています。

「正義のために声を上げ、村を守る」ーーそれは、この村が選び続けた生き方。青木村の歴史は、時代の波に流されることなく、静かに、しかし確かに、志を貫いてきた人々の物語なのです。

かつて義を貫き、己を律してきた人々の志は、
いまも青木村に静かに息づいています。
そしてその志は、時代の風を受け、新たな未来へと向かい始めています。
ここでは、青木村が歩み出す次なる物語をご紹介します。

青木村では、義民の精神を受け継ぎながら、未来に向けた具体的な挑戦を進めています。
ここでは、地域を活性化するための主な取り組みをご紹介します。

農業体験プログラムの拡充：
東京農業大学との提携を通じた農業教育や、都市部からの体験学習参加者を受け入れ、地域資源を活用した学びの場を広げています。
「道の駅あおき」を拠点とした地域振興：
地元農産物や特産品を紹介する場として、また観光・地域交流のハブとして機能し、経済の活性化に貢献しています。
地域教育と体験交流の拡大：
年間2000人以上の訪問者を迎え、地域文化と自然に触れる教育プログラムを展開。外部との交流を深め、未来に繋がる関係を築いています。