群馬県の山奥で暮らす南牧村の古民家情報と各地区の特徴

南牧村における移住暮らし情報

群馬県南牧村は山間にある隠れ里的な趣がある素晴らしい場所です。また、古民家の里と言われるくらい古き良き時代の面影をそのまま残している地域なので、静かに田舎暮らしをしたい方に向いています。
ただ、家々は中心部を除いて、急峻な山面に張り付くように建てられているため、景色はいいのですが、上り坂が多いためシニア層には少々大変かもしれません。(南牧村へ移住するには場所によっては足腰がしっかりしている必要があるでしょう。)
反面、景色がいい場所は多くまた、各集落の空き家はそのほとんどが渓流沿いに面しているため、川釣りが趣味の人にとっては最適な場所だと言えます。
また、空き家のほとんどは改修が必要なものが多く、冬は雪は降らないのですが、狭い坂道を登っていくなど凍結している場合あるので注意が必要です。中には水道は沢の水、生活用水も垂れ流しみたいな家もあるので
DIYが趣味のかた、または天空の隠家を探している方には打ってつけの場所と言えるでしょう。
各集落の自治会への加入義務もそれほど強くなく、人間関係も築きやすいのも利点です。

南牧村の急峻な地区にある集落のようす

南牧村

【現調】南牧村の空き家バンク紹介物件(かなり前の動画です)

南牧村の移住暮らし調査データ詳細

土地や空家の多さ
南牧村は古民家風の田舎暮らしには魅力的な空き家が多いです。しかも、格安物件が多いだけに空き家バンクへの問い合わせも多く、改修の必要が少ない物件は直ぐに入居者が決まるようです。また、見晴らしがよいなど素晴らしいロケーションにあるにも関わらず、かなりの改修費用が掛かかるため見送られているものもありますからこちらの方が狙い目かもしれません。絶えず空き家バンクをチェックして、良さげな物件が登録されたら即日問い合わてみましょう。(※南牧村の空き家バンクはコチラ
都市群へのアクセス

南牧村は高崎市や藤岡市といった都市群に近く距離にして50キロ以内、車だと1時間以内で行けるなどと都市群へのアクセスはかなりいいと言えます。また、南牧村から一番近い下仁田町まで距離にして10キロ程度なのでそんなに隔離された村といった印象はありません。
仕事の豊富さと種類

南牧村にはホームヘルパーなどの介護職や軽貨物ドライバーなどの募集が散見されます。また、隣の下仁田町で行けばドラックストアーの薬剤師や病院の事務といった職や、さらに、交通の要所である下仁田IC(上越自動車道)のところに道の駅もあるのでそのあたりの職も探せそうです。もちろん、高崎市といった都市部まで行けばさらにいろんな仕事があるでしょう。
医療福祉サービス施設

地元には下仁田町にあるクリニックの分院や歯医者などがあります。また、隣町の下仁田町には厚生病院、そして藤岡市まで行けば市立病院もあるので医療の面では心配ないでしょう。さらに、福祉の面でも老人ホームやケアハウスなども県道沿いに数か所あるので心配なさそうです。
補助金や行政のサポート

空き家内にある不用品を処分するための費用負担補助があるのがありがたいです。(経費の2分の1の額・上限5万円)また、子育てをしている人に対しての奨励金交付もあり移住者に対しての行政サポートは充実していると言えます。(転入児童等1人につき3万円)さらに、これは群馬県全体について言えることですが、中学校卒業までの子どもの医療費(入院・外来ともに)について無料化などもあります。
日常生活に必要な施設

南牧村の住民は隣の下仁田町までお散歩感覚で買い物に行きます。下仁田町まで車で15分ほどでコンビニもありますから生活面で不自由することはないでしょう。また、藤岡市まで出れば大型ショッピングセンターなど日常生活に必要な施設はなんでも揃っているので生活に支障をきたすことはないでしょう。
移住者受け入れの寛容度

南牧村では山村ぐらし支援協議会が移住者同士の交流を図るなど積極的に移住希望者に対する支援を行っています。村役場でも他の業務で忙しくても、移住希望者には直ぐに物件を案内してくれるなどとても前向きです。市町村が運営する南牧村暮らし体験民家でも最長2か月の使用が認められるなど移住者受け入れの寛容度は高いです。また、集落の自治会への加入義務もそれほど強くないのですが、各集落の集まりには参加するようにした方が良さそうです。村自体は狭いコミュニティであるため人と人のつながりでなんとかなりそうな感じもあります。
自然の豊かさと環境の良さ

南牧村は山間部の渓流沿いの高台に家々が建てられているためその自然環境には素晴らしいものがあります。渓流釣りなど自然と一体となった質素ながら充実した田舎暮らしを望む方には向いています。山々に抱かれた豊かな自然があなたの田舎暮らしを充実したものにしてくれるでしょう。

南牧村

南牧村の移住に適した地区とそれぞれの特徴

南牧村はの空き家は急峻な山面に家が張り付くように建てられているため景色がよい場所が多いです。さらに、各集落の空き家はそのほとんどが渓流沿いに面しているため、川釣りが趣味の人にとっては最適な場所だと言えます。山間にある隠れ里的な趣がある素晴らしい場所なので、静かに田舎暮らしをしたい方に向いているでしょう。

南牧村の移住に適した檜沢地区の様子(その1)

南牧村檜沢地区の空き家

南牧村の移住に適した檜沢地区の様子(その2)

南牧村の移住に適した大仁田地区の様子

南牧村大仁田地区

南牧村の空き家の特徴は古民家が多いことが挙げられます。そのほとんどが二階建てで、古き良き時代の養蚕などを行う農家の姿をよく残しています。また、昭和時代に建てられた空き家も多くみられ、村中にコンビニなどの近代的なお店もないことから、古き良き時代の趣をよく残していると言えます。

南牧村へ移住するための空き家探し

南牧村で空き家を探すなら空き家バンクの利用がおススメです。申込みのハードルがとても低く、家主さんとの橋渡しに徹しているため、とてもスムーズに事が運ぶのが嬉しいです。ただ、空き家バンクに登録されている物件の所在は非公開なので実際に役場に出向いて担当の方に案内してもらいましょう。
また、物件は売却・賃貸とも価格は応相談となっているものが多いですから、売り価格が安かったとしても、風呂のボイラーが壊れていたり、床が抜けていたりすることもあります。
賃貸であっても修理費用は入居者持ちであるケースが多いので、内見の際にはしっかりとした確認が必要です。が、しかし、周囲の自然環境の良さファーストで考え、セルフイノベーションしても良いのであれば、このような物件は敬遠されがちなだけに逆にチャンスだと言えるかもしれません。

ただ、役場の担当者の方の話によると今まで例はないそうですが、入居者負担で大幅な改修工事後に家主さんが「売却したいから出て行ってくれ」といったようなこともないとは言えないとのことでした。この辺りはしっかりと入居時に確認しておいたほうが良さそうです。尚、状態のよい空き家は早いもの勝ちなので、ホームペイジに掲載され次第、即日問い合わせることが大切です。(※南牧村の空き家バンクはコチラ

南牧村へ移住するメリット・デメリット

自由気ままな生活を楽しめる

物質的な満足ではなく自然と対峙するような仙人生活にはぴったりな場所だと言えます。また、渓流釣りが趣味であれば日々山々を見ながら自然との触れ合いが得られる関東でも希少な文明社会から離れている感がたまりません。
また、集落の人間関係もそれほど煩わしいものでなくなんとなく個人主義的な感じがしました。その意味でも自由気ままな生活を楽しむには打ってつけの場所だといえるでしょう。

移住物件の修繕費用がかさむ

私が内検した建物はその造りはしっかりとしていましたが、床が沈むなど住むとなるとかなりの費用がかかると思われるため、借りるのを断念しました。借りた後に費用をかけて修繕したとしても結局のところその物件の持ち主は変わるわけではないので契約を解除されたらそれまでとなることも考えられたからです。
役所の人の話によると今までそのようなことは起こっていないということでしたが、それはあくまでも信義則に基づいていることを忘れないようにしたいものです。

土砂災害などに注意が必要

南牧村はその場所にもよりますが、急傾斜地が多く台風などのときには注意が必要です。私が現調にいったときも台風の後で災害発生しておりかなりの危険を感じました。したがって、あまり高齢での移住となると見合わせたほうが無難かもしれません。
近年、天候変動によってか台風なども大型化しており、また集中豪雨なども多くなってきているのでしっかりした計画準備のもと地区を選ぶなどして移住を進めたいところです。(参考:【南牧村】土砂災害警戒区域等の指定

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